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ズミクロン50mmを新調

 「空気感すら写る」というズミクロン50mmを中古から新品へと買い直しました。経年変化、前オーナー時にあったかもしれない落下事故、素人による分解等々の可能性を徹底的に排除してみたかったのです。

 デフォルトの状態のズミクロン 50mmはどんなものか…?

 ご存知の通り、現行ズミクロン50mm1979年の発売から基本設計が変わらない標準レンズ。F値は開放で2、マニュアルフォーカスのマニュアル絞りで、手ブレ防止機能は不搭載です。今となっては他社の現行標準レンズに比べると異様なスペックに思えます。(D850+PC-E MicroNIKKOR85mm 1:2.8D

 新品と中古品の違いがすぐに露わになったのがレンズフード。

 ズミクロン50mmのレンズフードは絞り環の内側に収納されるギミックで、実を言うと、ここはユーザーで評価が別れるところ。レンズフードを固定するストッパーはなく、外付けの固定式を望む人が意外と多い。

 

 新品のズミクロンのフードの動きは非常に渋く、まっすぐ引っ張り出さないとぴくりとも動きません。正面からまっすぐ押し戻さないと収納できません。一方、中古のズミクロンは、簡単な力で引っ張り出せ、一番引っ張り出したところでは横からのちょっとした力で傾くほどの頼りなさ。そして、チョッとした接触でいつの間にか収納されてしまうレンズフードでした。

 新品のレンズフードのちょうど良い渋さに好感を持ちました。レンズフードに「不満」を抱いているユーザーも新品をてにすると印象が変わるかもしれません。(D850+PC-E MicroNIKKOR85mm 1:2.8D

 いてもたってもいられず、夜の散歩に持ち出しました。暗部の階調は豊かだけど不自然さはなく実に素直。M10のセンサーの実力を存分に発揮している感じです。改めて感じたのですが合焦部分の解像感はさすがです。(ss1/60 f2 ISO1600)

 雨上がりの夜のシトロエン2CVライトルームで白黒に現像してみました。モノクロフィルム+レッドフィルターで撮影した雰囲気を目標に現像してみました。上のトンネルの写真に比べ手前側にピント位置を持ってきたため全体的にもやっとしています。開放でも合焦部分は結像感は高く、アウトフォーカス部分では結像感はないものの、質感をしっかりと残しています。(ss1/60 f2 iso3200)