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Leica M10 と28mm

結局の外付けファインダー

 広角から標準までの画角と相性が良いと言われるM型ライカ。レンズをつけ替えるとビューファインダー内のブライトフレームが自動的に切り変わります。M10は装着したレンズに応じて28mmと90mm、50mmと75mm、35mmと90mmの3種類のブライトフレームがファインダー内に現れます。

 感光される範囲しかファインダー内で見えない一眼レフ等に比べ、M10はファインダーを覗くと焦点距離が25ミリ程度の視野が広がり、その上にブライトフレームが現れます。焦点距離35mm、50mmのレンズが一番使いやすい画角だと思われます。

 一方、28mmのブライトフレームは窮屈に感じます。左すみは確認できるのですが、右すみはファインダーに目をピッタリとくっつけてもギリギリ見える程度。パララックス補正が働く最短距離にピント位置を置くと右側フレームをほとんど確認できません。

 隠匿性を活かした速写がM型ライカを用いた撮影の醍醐味だと思いますが、28mmレンズを使用するにあたり、ピントはパンフォーカス気味でセッティングすることにしても、フレーミングにはどうも不便さを感じてしまいました。

 ならばということでM10のアクセサリーシューに載せているのが、GRを使っていた頃に買ったRICOH製の外付けファインダーのGV2。小型で抜けも良く、構造が単純なせいかM10のファインダーよりも1、2段明るく見え、使用感は非常に良いのです。ファインダー像よりも写る範囲は少し広くパララックスもそれほど気になりません。RICOHの光学分野における技術力もなかなかのものです。次のGRにはぜひ搭載して欲しいところ。

 カールツァイス社製のファインダーも試したいところ。製品名は VIEWFINDER25mm/28mm。広角側の25mmとの兼用なのでGV2よりも余裕があるファインダー内の眺めが期待できそうです。

 写真 Nikon D850 × AF-S MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8G ED